株や投資信託の投資に楽天証券は非常に使いやすいネット証券会社です。
新規の口座開設数もSBI証券を追いぬき1位になっています。(2024年3月時点)
楽天証券は取り扱っている商品数は業界でもトップクラス。
株式や投資信託のほか、FX(外国為替証拠金取引)や外貨建てMMF、海外ETF、外国債券など、グローバル商品も充実しています。
パソコンでの売買の操作も簡単で、またスマホアプリの「iSPEED」も使いやすいので初心者の方でも迷うことなく取引ができます。
このページでは楽天証券はやばいといわれている理由やメリット(おすすポイント)・デメリットを解説します。
楽天証券はやばいといわれている理由
楽天証券が「やめたほうがいい」「やばい」「最悪」「危険」といった悪評を受ける理由には、いくつかの要因が考えられます。
まず、サポート対応が不十分と感じるユーザーがいる点です。
楽天証券は利用者数が多く、時折、電話がつながりにくいことや問い合わせ対応が遅れることが報告されています。
特にトラブル時に迅速なサポートを期待する利用者にとっては、不安や不満がたまりやすい要素です。
また、システム障害やメンテナンスが頻繁に発生することも懸念されるポイントです。
証券取引では迅速な売買が求められるため、システムダウンによって取引機会を逃すことは、利用者にとって大きなデメリットとなります。
楽天証券はさまざまな機能を提供していますが、その複雑さゆえにシステムが不安定になりやすい面もあるとされています。
さらに、IPO(新規公開株)の取り扱い数が少ないことや、単元未満株の取引ができないといった制約が、小口投資家や新規投資家にとって不便だと感じられがちです。
他の証券会社と比較した場合、これらの点で楽天証券のサービスに物足りなさを感じるユーザーが一定数存在します。
こうした要因が重なることで、「やばい」や「最悪」といったネガティブな評価が一部で広まってしまう状況があります。
しかし、楽天証券には手数料の安さやポイントプログラムなどの魅力も多いため、投資スタイルや重視するポイントに応じて選択することが重要です。
楽天証券のメリット(おすすめポイント)
楽天証券の代表的なメリットを1つずつ解説していきましょう。
国内株式の取引手数料が条件を満たせば無料になる
楽天証券で取引を行うと、国内株式の取引手数料が条件を満たせば無料になる点が大きなメリットです。
楽天証券の国内株式の取引手数料は、
1回の取引の約定代金に応じて手数料が決まる「超割コース」、
1日の約定代金の合計額で手数料が決まる「いちにち定額コース」
手数料が無料になる「ゼロコース」
の3つのプランから選べます。
特に「ゼロコース」は、楽天証券が運営する取引のマッチングシステム「Rクロス」を利用すること、複数の市場から最良価格を自動選択するシステム「SOR」を利用することの2つの条件を満たせば、取引手数料が無料となります。
取引手数料を抑えることは、投資による利益の拡大に直結するため、手数料を少しでも抑えたい投資家にとって、楽天証券は非常に有力な選択肢となるでしょう。
最新の手数料無料条件については、楽天証券の公式サイトで確認することをおすすめします。
とにかく楽天証券の手数料は、ネット証券会社の中でもトップレベルで安いです。
大和証券やSMBC証券、野村証券などの店舗型の証券会社と比べるとびっくりするくらい破格です。
楽天ポイントでも株や投資信託を買える
楽天証券では現金だけでなく楽天ポイントで株や投資信託を買うことができます。
ポイントがたくさん貯まっている人は、現金を使わずに気軽に投資ができます。
楽天ポイントは、楽天経済圏を利用している人にとって非常に貯まりやすくなっていますね。
楽天ポイントが貯まっている人は、投資に使うのも賢い選択だといえます。
楽天カードで積み立てNISAや投資信託を買うと楽天ポイントが貯まる
積み立てNISAや投資信託を購入するとき楽天カードで決済すると、ポイント1%分還元されます。
*楽ラップ、ideco、未成年口座、ジュニアNISA口座、法人口座は対象外です!
たとえば毎月5万円分積み立てると、毎月500ポイント還元されるということです。
さらにこの500ポイントで再投資することも可能です。
最大で月5万円までが上限ですが、積み立てNISAや投資信託を買うならお得だといえます。
補足ですが、楽天カードで決済できるのは、投資信託のみで、個別株や米国株、ETFなどは楽天カードで決済できないので注意してください。
日経テレコン(楽天証券版)が利用できる
楽天証券では、日経テレコン(楽天証券版)を利用できるほか、さまざまな独自コンテンツが充実しています。
日経テレコンは、日本経済新聞社が提供するビジネスデータベースサービスで、投資に関する情報収集に役立つサービスです。
楽天証券では、初心者向けの「やさしい投資超入門」といった基本的な解説記事から、最新の投資トピックやおすすめ銘柄の紹介まで、幅広い情報を提供しています。
さらに、YouTubeで投資に関する動画も配信しています。
無料の取引ツール「マーケットスピード II」とスマホ用アプリ「iSPEED」を使えば、「日経テレコン(楽天証券版)」が利用可能です。
これは、日本経済新聞が運営するオンラインサービス「日経テレコン」の機能限定版であり、楽天証券の利用者なら誰でも手軽に使うことができます。
また、楽天証券でNISAもしくはiDeCoを開設すると、マネー雑誌各紙を毎月3誌まで無料で読むことができるサービスも提供されています。
これにより、投資の知識を深めるのに役立つ情報を無料で入手できます。
これらのサービスを活用することで、投資初心者から経験者まで、幅広い層の個人投資家が有益な情報を得て、投資の理解を深めることができます。
楽天証券と楽天銀行口座のダブル口座開設で金利がUP
楽天証券の口座を開設する際、楽天銀行も開設しておくとメリットがあります。
それは、楽天証券と楽天銀行を開設し、連携(マネーブリッジ)すると普通預金の金利が0.1%になります。
大手銀行だと0.001%なので100倍もお得だといえます。
SBI証券も住信SBIネット銀行と連携すると0.01%になりますが、楽天の方が金利が高いです。
楽天証券と楽天銀行を連携して、お金を寝かせておくだけで差が出るということです。
楽天証券のデメリット
IPOの取扱銘柄数が少ない
デメリットは正直ほんとに思いつかないのですが、あえて言うなら「IPOの取扱銘柄数が少ない」ことでしょうか。
IPOとは未上場企業が株式市場に上場する「新規公開株」のことで、『初値売り』で儲けやすいという魅力があります。
上場前にIPO株を入手するには、競争倍率の非常に高い抽選に当選しなければならないのですが、楽天証券経由で申し込むと当選するにはかなり激戦になります。
IPOに当選したいなら、楽天やSBIのネット証券だけでなく、野村証券、大和証券、SMBC証券などの大手の証券会社の口座からの申し込みもおすすめします。
管理人は一応口座は持っております。
他社に比べて外国株式の取り扱いが少ない
楽天証券は、他社に比べて外国株式の取り扱いが少ないと指摘されています。
2024年8月時点では、楽天証券の米国株式取扱銘柄数は約4,700件であるのに対し、SBI証券は5,200銘柄以上を取り扱っています。
そのため、米国株式をメインに投資したい方や、より多くの選択肢から銘柄を選びたい方には、楽天証券はあまり向いていないと言えます。
しかし、楽天証券には独自のメリットも存在します。
特に、楽天ポイントを利用して米国株式を購入できる点は大きな特徴です。
普段の買い物などで貯めた楽天ポイントをそのまま投資に活用できるため、楽天経済圏を利用している人にとっては非常に有利です。
また、外国株式の取引手数料が比較的安いことも、コストを抑えて投資を行いたい人には魅力的です。
外国株式の選択肢を広げたい場合は、楽天証券と他の証券会社を併用することをおすすめします。
投資に使用できるのは通常ポイントのみ
楽天証券で投資に使用できるポイントには制限があります。
楽天ポイントには通常ポイントと期間限定ポイントの2種類がありますが、投資に使えるのは通常ポイントのみです。
通常ポイントは、楽天サービスを日常的に利用することで付与されるポイントで、有効期限は最後にポイントを獲得した月から1年間です。
この期限は、期間内に1度でもポイントを獲得すれば延長されるため、楽天サービスを継続的に利用していれば、実質的に無期限で使用可能です。
一方、期間限定ポイントはキャンペーンなどで付与されるポイントで、特定の有効期限が設定されており、この期限を過ぎると自動的に失効します。
また、期間限定ポイントは利用できるサービスが限られており、楽天証券での投資には利用できません。
そのため、期間限定ポイントを多く持っていても投資には使えない点に注意が必要です。
楽天証券で投資を行う場合、通常ポイントのみが使用可能であることを理解しておくことが重要です。
対人での相談ができない
楽天証券は売買の仕方がわからないときなど相談したくてもサポート体制がありません。
楽天証券はネット証券のため実店舗がなく、対面での相談やアドバイスを受けながら投資先を決めることができません。
代わりに、相談や質問をする際には電話やチャット、SNSを利用します。
実店舗がない分、手数料が安くなるメリットがありますが、対面でのサポートを希望する方にはあまり適していないと言えます。
売買の方法はそれほど難しいものではありませんが、ほんとうにネットに弱い方は向いていないかもしれません。
対面でのサポートはありませんが、楽天証券は電話やチャットでのサポート体制が充実しており、初心者の相談にも対応しています。
口座開設前に疑問や不安がある場合は、これらのサポートを利用することで解決できます。電話の対応を確認することで、今後のサポート体制についても判断が可能です。
まとめ
楽天証券は使いやすく、初心者だけでなく今まで投資経験がある方にもおすすめできる証券会社です。
中~上級者の方で利用されている方は多いので、持っておきたい証券会社と間違いなくいえます。
参考になれば幸いです。
楽天証券
楽天証券は、手数料の安さや幅広い投資商品で人気のネット証券会社です。
日本株や米国株、投資信託、NISA、iDeCoなど豊富な商品ラインナップを揃えています。
また、楽天ポイントを使った投資ができるのも特徴で、クレジットカードでの積立投資ではポイントが貯まるため、資産形成をしながらポイントも貯めやすい仕組みが魅力です。
初心者から上級者まで使いやすいツールが充実しており、スマホアプリでも手軽に取引や資産管理ができる点でおすすめです。
SBI証券
SBI証券は、低コストで幅広い投資商品が揃う、国内トップクラスのネット証券会社です。
日本株や米国株、投資信託、NISA、iDeCo、FXなど多様な投資商品を提供しており、取引手数料が業界でも低水準な点が大きな魅力です。
また、TポイントやPontaポイントで投資信託の購入ができるほか、SBI証券独自のポイントプログラムもあります。
初心者から上級者まで利用しやすい取引ツールやアプリが充実しており、豊富な情報とサポートで、資産形成をサポートする体制が整っています。
マネックス証券
マネックス証券は、特に米国株取引に強みを持つネット証券で、豊富な投資商品と充実した分析ツールが特徴です。
米国株の取り扱い銘柄数が多く、取引手数料が低く設定されています。
また、日本株、投資信託、iDeCo、NISAなど多様な商品を揃えており、投資初心者から上級者まで幅広く対応しています。
マネックス証券独自の「銘柄スカウター」などの無料ツールが充実しており、企業分析がしやすい点も魅力です。
バフェッサ(旧投資の達人)の無料投資講座
バフェッサ(旧「投資の達人になる投資講座」)は、ウォーレン・バフェット氏の投資哲学を基にした新NISA制度対応の無料オンライン講座です。
この講座は、投資初心者から経験者まで幅広い層を対象としており、通常5,000円相当の講座が期間限定で無料で提供されています。
また、2024年から始まる新NISA制度に対応し、最新の投資情報も取り入れています。ウォーレン・バフェット氏の投資手法や考え方を学ぶ機会が得られ、自宅からオンラインで受講できるため、忙しい方でも参加しやすい設計です。
受講者からは、「新NISAについての理解が深まった」「投資戦略の見直しに役立った」といったポジティブな感想が寄せられており、実際の投資行動に役立つという評価を受けています。
ただし、一部の受講者からは、講座内容が一般的な情報に留まるという意見もあり、また、講座終了後に関連するサービスの案内が届くことがあるため、情報収集の一環として受講することが推奨されています。
バフェッサは、投資の基本を学びたい方や新NISA制度に関心がある方にとって有益な情報源となるでしょう。