狙っている個別株に投資したいけどどのタイミングで買えばいいか迷いますよね。
そこで重要なのが「MACD(マックディ)」と「RSI(アールエスアイ)」というテクニカル指標。
個別株を購入するタイミングを見極めるために、テクニカル指標のMACDとRSIを組み合わせて使うテクニックを今回は紹介します。
MACDとRSIについてわかりやすく解説
MACD
MACDは、移動平均線をベースに株価の動きを分析する指標です。
移動平均線とはある一定期間におけるローソク足の終値(おわりね)の平均値です。
なにがわかるのかいいますと、その銘柄の流れやトレンドわかります。
一般的な売買シグナルは、MACDがマイナス圏でゴールデンクロスすれば「買い」、プラス圏でデッドクロスすれば「売り」と判断します。
ただし、MACDは株価の動向を捉える指標であり、株価が「売られ過ぎ」や「買われ過ぎ」といった過熱感を判断することはできません。
そこで、RSIを組み合わせるのがおすすめです。
RSI
RSIは、一定期間における終値の変動幅をもとに、上昇と下落の勢いを測る指標です。
RSIが70%以上であれば「買われ過ぎ」、30%以下であれば「売られ過ぎ」と判断されます。
このように、MACDでトレンドの転換点を見つけつつ、RSIで過熱感を補完することで、売買シグナルの精度を高めることができます。
買うタイミングと売却する目安
買うタイミング(買いシグナル)
買うタイミングは、株価が下落し、14日RSIが20%以下になったことを確認します。
その後、MACDがゴールデンクロスを形成したタイミングでエントリーするのがおすすめです。
重要な点として、RSIが20%以下になった直後にMACDがゴールデンクロスすることは少なく、多くの場合、RSIが売られ過ぎを示した後に、MACDが遅れてゴールデンクロスを形成します。
このため、タイミングを見逃さずに監視することが大切です。
RSIは一般的に30%以下で「売られ過ぎ」と判断されますが、MACDと組み合わせる際には20%以下を基準にすることで、シグナルの精度をより高めることが可能です。
売却する目安(売りシグナル)
MACDがデッドクロスした場合
本当に目安ですが、上昇トレンドが弱まって、株価が下落に転じるサインとなるため、利益確定のタイミングとして判断できます。
ただ、上記のチャートの場合は、売りポイントからたまたま株価は下がりましたが、上昇トレンドが強いという見方もできるため、注意が必要です。
そのまま上昇を続けていたというストーリーも十分に考えらます。
RSIが80%になった場合
RSIが80%に達したときは、買われ過ぎの状態を示しているため、これも利益確定の目安となります
ただ、RSIが80%に達しても上昇トレンドが強い場合は、まだ利益を伸ばせる可能性があります。
MACDとRSIを表示させる手順
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投資歴69年のデイトレー藤本茂さんもMACDとRSIを見ている
藤本茂さんは資産16億円を築いたベテランデイトレーダーで、MACDやRSIといったテクニカル指標を重視しています。
藤本さんのようなプロ投資家がこれらのテクニカル指標を使いこなしていることから、自分のトレードに活用することで、取引の精度を上げることができるかもしれません。
個別株おすすめのスクリーニング条件
もし、個別株選びに悩んでいるなら、おすすめのスクリーニング方法を別ページで解説します。
お茶でも飲みながら読んでみてください^^