東進の担任助手の人に「向上得点、向上得点」と繰り返し言われるけど、
向上得点って何なの?本当に意味あるのって思いますよね。
今回は、そんな東進ハイスクールの向上得点の解説をしたいと思います。
この記事を読むと、向上得点とは何なのか、どうしたら上がるのか、向上得点がなぜ必要なのかが分かります。
東進の向上得点って?
東進の向上得点は、主に東進内の授業と高速基礎マスター(単語などの基礎を修得するためのアプリ)を使うと得点(=向上得点)が加算されるというものです。
授業では確認テスト(授業1コマ分の復習テスト)と修了判定テスト(5~10コマ分の復習テスト)を合格すると向上得点が上がります。
高速基礎マスターでは、英単語1800のようにさまざま基礎確認項目があり、1つ合格する度に向上得点が上がります。
つまり、向上得点は、東進の教材を使って努力をした証明のようなものです。
一方で、一度合格した確認テストや修了判定テスト、高速基礎マスターのテストに落ちてしまうと、下がってしまいます。
向上得点には、ランキングがあるので、1ヵ月に獲得した向上得点が校舎や全国の東進生の中で上位に入ると、グループミーティングなどで表彰してもらえます。
東進の向上得点の上がり下がりの基準
何をどれだけやれば、何点の向上得点が入るのかまとめます。
・確認テスト SS判定:0.5 S判定:0.25
・修了判定テスト(10講) SS判定:5 S判定:2.5
・修了判定テスト(5講) SS判定:2.5 S判定:1.25
・高速基礎マスター(英単語1800/英熟語750/基本例文300) 修得:2.5 完全修得:2.5
一方で、向上得点が下がってしまう場合もあります。
・修了判定テスト(10講) 最終受講から7日以内 SS判定 5点/30日以内2.5/31日以上1.25
のように、講座のまとめテストである修了判定テストの場合は下がってしまいます。
東進の向上得点は意識すべきか?
東進生の多くが経験するのが、
「受講早く終わらせよう」
「向上得点低いよ」
「向上得点を取ればとるほど、成績が上がる」
という担任助手の大学生からの説得。
中には、これをストレスに感じる人もいるでしょう。
本題の向上得点は意識すべきかですが、向上得点はあくまでも、東進の授業をその場で理解していたかの指標です。
明日には、忘れているかもしれませんし、1週間後にはほとんど覚えていないかもしれません。
向上得点が高いからといって必ずしも成績には関係あるとはいえないでしょう。
志望校に前進する勉強をしているのであれば、担任助手の人に、向上得点について言われたとしても、気にしないのが一番です。
とはいっても向上得点は大事!
向上得点の大切さは、人によって違います。自分に当てはまるもので、向上得点を活用してみてください。
学力がある程度ある方へ
対象
・センター試験本番レベル模試などの志望校判定でA判定レベルの人
・Aとまではいかなくても、B判定くらいで、部活が忙しくて、向上得点を上げるために確認テストや高速基礎マスターをするのが嫌な人
が向上得点で大切なのは、得点が低いか、高いかといった大小ではありません。
その週に計画した受講や高速基礎マスターの目標に対して、どれだけ向上得点を達成できていたかということです。
例えば、1週間に受講7コマ、英単語1800の完全修了を目標とした場合、確認テストなどに全て合格すると、8.5の向上得点が入ります。
もし、向上得点が5しか取れていなければ、本来取れるはずであった3.5を取り逃していたことになります。
この取り逃した3.5は、目標を達成するために踏ん張れなかったあるいは、授業の理解が曖昧なまま、次の日を迎えてしまった自分への反省とするのが大切です。
勉強が苦手な方へ
対象
・センター試験本番レベル模試などの志望校判定で、C~E判定の人
は、東進の中でも、担任助手の人に「向上得点が低い!」と言われる回数が多い人かもしれません。
がみがみ言われるのは、腹が立つとは思いますが、向上得点の大きい、小さいは重要な問題です。
勉強が苦手な人に当てはまるのが、勉強量が圧倒的に足りていないことです。
まずは、授業の量を増やして、知識に一度でも触れておくことが重要です。
いきなり、大量の授業を受けるのは大変なので、毎週毎週向上得点の更新をモチベーションにしていくのがいいかもしれません。
ただ、授業は受けているけど、向上得点が低いという人もいるでしょう。
そういう人は、授業の量は増やさなくても、授業の理解度を知る確認テストに確実に合格するというのを目標にするのもおすすめです。
東進 向上得点のまとめ
向上得点は、あくまでも、その一瞬だけの学習理解を点数化したものです。
したがって、担任助手の人から、理不尽な説得を受けたりしても気にしないのが一番だといえます。
しかし、一瞬ですらも理解できていないのはまずいので、週間計画表に書いた目標を達成できたときの向上得点に対して、どれだけ達成できたかというのは必ず把握しておくべきです。
ここで、落としていった向上得点の分だけ、自分は目標達成意識、勉強姿勢の改善するための時間を無駄にしたことになります。
普段の生活習慣や部活でもそうだと思いますが、意識や姿勢の改善を相当難しいので、向上得点を自分への気づきとして活用してみてください!
東進ハイスクールは、東進衛星予備校を含めて全国に多くの教室があり、他の予備校に比べて家から通いやすい教室が見つけやすいのがメリットです。
また、東進は他の予備校と異なり、映像授業を中心に提供しています。授業は90分の構成で、各講座が12段階のレベルに分かれているため、自分の学力に合った最適なレベルで受講することが可能です。
さらに、各授業の最後には確認テストがあり、合格しないと次の授業に進めないシステムが、学習内容の定着を助けます。
ライブ授業ではなく、自分でペースを管理しながら進めていく形式なので、学習意欲が高い生徒には非常に効果的です。
しかし、学習意欲が低い場合には進みが遅れたり、自己管理が難しく感じることもあるため、受験に対するモチベーションが低い生徒や浪人生には、集団授業で周囲と競いながら学べる他の予備校が向いている場合もあります。
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