
「通信制高校って、やっぱり不登校の子が行くところ?」
そう思われがちですが、実際はもう少し事情が違います。
最近の通信制高校は、
・人間関係に疲れた
・勉強のペースが合わなかった
・やりたいことに時間を使いたい
といった、かなり幅広い理由で選ばれています。
全日制に「行けなかった人」ではなく、全日制をあえて選ばなかった人も増えているのが現実です。
この記事では、「通信制高校って、結局どんな人が行くのか?」
という疑問に対して、実際によくあるケースを整理しながら解説します。
通信制高校ってどんな人が行くの?
通信制高校を選ぶ人は「不登校」だけではない
通信制高校というと、
「学校に行けなくなった子の最終手段」
というイメージを持つ人もまだ多いです。
ただ、実際に相談を受けていると、理由はかなり多様です。
学校に毎日通うことが合わなかった人
毎朝決まった時間に登校し、50分授業を1日何コマも受ける。
このスタイル自体が合わない子もいます。
体力的・精神的に消耗してしまい、「勉強以前に学校に行くだけで精一杯」という状態になるケースです。
通信制高校では、
・登校日数を減らす
・在宅中心に切り替える
といった選択ができるため、負担を下げやすくなります。
集団生活や校則に強いストレスを感じていた人
クラスの空気、上下関係、細かい校則。
これらが大きなストレスになる子もいます。
特に、
・周囲に気を遣いすぎる
・集団の中で常に緊張してしまう
タイプの子は、学校生活そのものが消耗戦になりがちです。
通信制高校は、人との距離感を自分で調整しやすい環境のため、精神的にかなり楽になるケースがあります。
中学までは通えていたが、高校進学で環境を変えたかった人
中学までは問題なく通えていたものの、「このまま全日制に進むイメージが持てない」と感じる子もいます。
理由はさまざまで、
・勉強についていけるか不安
・人間関係をリセットしたい
・新しい環境でやり直したい
などが多いです。
高校進学のタイミングで通信制を選ぶのは、決して珍しい判断ではありません。
学習ペースを自分でコントロールしたい人
全日制高校では、授業の進度はクラス全体に合わせて進みます。
このペースが合わず、置いていかれる感覚を持つ子も少なくありません。
通信制高校は、「自分の理解度を基準に進められる」点が大きな特徴です。
授業のスピードについていけなかった人
中学までは何とかついていけていたものの、高校の授業スピードになった途端、急に苦しくなるケースがあります。
一度つまずくと、
・質問できない
・分からないまま授業が進む
・やる気が落ちる
という悪循環に入りやすくなります。
通信制高校では、レポート中心で復習しながら進められるため、理解を置き去りにされにくい環境です。
一斉授業より個別・自学の方が力を発揮できる人
集団授業が苦手でも、一人で集中すると力を発揮できるタイプの子はいます。
・動画教材
・教科書ベースの学習
・必要な部分だけ質問する
こうした学び方の方が、結果的に成績が安定することもあります。
通信制高校は、「授業を聞く力」より「自分で進める力」を活かしやすい環境です。
勉強と休養のバランスを重視したい人
毎日フルで登校すると、勉強以前に疲れ切ってしまう子もいます。
通信制高校では、
・今日は勉強
・今日は休む
という調整がしやすく、体調管理を優先できます。
無理を重ねて完全に止まってしまうより、続けられるペースを作るという考え方です。
人間関係でつまずいた経験がある人
通信制高校を選ぶ理由として、人間関係の悩みは非常に多いです。
いじめ・孤立・クラス内トラブルを経験した人
過去に、
・無視
・からかい
・居場所がない感覚
を経験すると、学校そのものが怖くなることがあります。
この状態で無理に全日制へ戻そうとすると、同じことを繰り返すリスクもあります。
通信制高校は、人間関係を最小限から再スタートできる点が大きなメリットです。
新しい人間関係を一から作ることに不安がある人
「また同じことが起きたらどうしよう」という不安を抱えたままでは、学校生活を楽しむ余裕がなくなります。
通信制高校は、
・関わる人数が少ない
・距離感を自分で選べる
ため、人間関係の負担を下げやすい環境です。
少人数・距離感のある環境を求めている人
全員と仲良くする必要がない。
必要以上に干渉されない。
この安心感があるだけで、気持ちが安定する子も多いです。
体調やメンタルの波がある人
見た目では分かりにくいですが、体調やメンタルに波がある子は一定数います。
朝起きるのがつらく、登校が負担になっていた人
生活リズムの問題だけでなく、自律神経やメンタル面の影響で朝が極端に弱いケースもあります。
通信制高校なら、朝の登校に縛られず学習を進めることができます。
通院や治療と学業を両立したい人
定期的な通院が必要な場合、全日制のスケジュールは負担になりがちです。
通信制高校は、治療を優先しながら卒業を目指せる選択肢になります。
無理をせず高校卒業を目指したい人
「とにかく卒業資格を取りたい」という考えは、決して消極的ではありません。
長い目で見れば、高校卒業はその後の進路の土台になります。
夢や目標がはっきりしている人
通信制高校は、「逃げ」の選択ではなく、時間の使い方を自分で決めたい人にも選ばれています。
芸能・スポーツ・クリエイティブ活動に時間を使いたい人
・サッカーやフットサル
・ダンス、音楽、演技
・イラスト、動画制作
こうした分野では、練習量や経験の差がそのまま結果につながります。
全日制高校の時間割に縛られるより、必要な時間を自分で確保できる通信制高校を選ぶケースも増えています。
実際、プロや専門分野を目指す人の中には、高校段階から通信制を選んでいる人もいます。
アルバイトや仕事と学業を両立したい人
家庭の事情や将来設計の中で、早い段階から働く必要がある人もいます。
通信制高校は、学業と仕事を両立しながら卒業を目指せる点が大きな特徴です。
進学より「今やりたいこと」を優先したい人
大学進学がすべてではありません。
高校卒業後の進路は、専門学校・就職・起業など多様です。
通信制高校は、「高校生活をどう使うか」を自分で考える人に向いています。
高校は「通う場所」より「卒業資格」が目的の人
高校生活に何を求めるかは、人それぞれです。
全日制に強いこだわりがない人
制服、行事、クラス単位の生活。
これらに強い魅力を感じない人もいます。
その場合、
「卒業資格をきちんと取る」
という目的に集中できる通信制高校は合理的な選択です。
高校卒業資格を確実に取りたい人
途中で通えなくなって中退するリスクを考えると、最初から無理のない環境を選ぶ方が結果的に安定します。
通信制高校は、継続しやすさを重視した制度設計になっています。
その先の進路(大学・専門・就職)を見据えている人
高校はゴールではなく通過点です。
通信制高校でも、大学進学や専門学校進学は十分可能です。
大切なのは、
「どの高校を出たか」より
「卒業後に何をするか」です。
保護者主導で通信制高校を検討するケース
通信制高校は、本人だけでなく保護者の判断で検討されることも多いです。
無理に全日制へ通わせることに不安を感じている
「このまま全日制に行かせて大丈夫だろうか」
と感じる保護者は少なくありません。
登校できなくなってから動くより、最初から選択肢を広げておく考え方です。
子どもの自己肯定感を下げたくない
無理をさせ続けると、「自分はダメなんだ」という感覚が残りやすくなります。
通信制高校は、できる形で続けるという選択ができます。
まずは「続けられる環境」を優先したい
環境を整えることは、甘やかしではありません。
結果的に卒業できるかどうかが重要です。
通信制高校が向いている人・向いていない人の分かれ目
通信制高校が向いている人の特徴
・自己管理を少しずつ身につけられる
・一人で学ぶ時間を苦にしない
・支援やサポートを素直に使える
通信制高校は、
「完全に一人でやる場所」ではありません。
サポートを使えるかどうかが大きなポイントです。
通信制高校が合わない可能性がある人
・完全に放置されると何もしなくなる
・外部サポートを一切使わない前提で考えている
・「楽そうだから」という理由だけで選んでいる
楽だから選ぶと、途中で止まりやすくなります。
通信制高校を検討するときに最初に整理すべきこと
本人の状態(学習・メンタル・生活リズム)
まずは、
「今、何が一番しんどいのか」
を整理することが重要です。
通学型・在宅型・サポート校の違い
通信制高校にも種類があります。
学校によって仕組みは大きく異なります。
比較せずに1校だけで決めない重要性
通信制高校選びで一番多い失敗は、比較せずに決めてしまうことです。
同じ通信制でも、サポート体制・学習スタイル・雰囲気は大きく違います。
迷ったら「通信制高校を比較する」ことから始めていい
ここまで読んで、
「通信制高校が合いそうなのは分かったけど、どこを選べばいいのか分からない」
と感じる人も多いと思います。
これは普通です。
通信制高校は、学校ごとの差が大きすぎるからです。
・登校型か、在宅型か
・サポートは手厚いか
・進学寄りか、卒業重視か
これを1校ずつ調べるのは、正直かなり大変です。
まず全体像を知りたい人向け|ウェルカム通信制高校ナビ

「通信制高校が初めてで、何を基準に見ればいいか分からない」
そんな場合は、まとめて比較できるサービスを使った方が早いです。
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・エリア
・通学型/在宅型
・サポート内容
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「登校は週◯回までがいい」
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・短時間で方向性を決めたい
・家族で条件を整理しながら探したい
こういう人には相性がいいです。
通信制高校選びで一番避けたい失敗
一番多い失敗は、「1校だけ見て決めてしまうこと」です。
通信制高校は、名前やパンフレットだけでは違いが分かりません。
比較して初めて、
「この学校は合わない」
「こっちの方が安心できる」
と判断できます。
最後に
通信制高校は、不登校のための場所でも、逃げ道でもありません。
続けられる環境を選ぶための選択肢です。
だからこそ、最初から一つに決めず、無料で比較できるサービスを使って整理してみてください。
