ピアノを習うとき、ピアノ教室と自宅レッスン(ピアノの家庭教師)のふたつの選択肢があります。
自宅に講師を招いての出張レッスンにはどんなメリットがあるのでしょう。デメリットとあわせて解説します。
自宅でピアノレッスンするメリット
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講師を自宅に招いてピアノレッスンするメリットは、なんといっても自分のペースでゆったりとレッスンを進められることです。
自宅というリラックスできる空間で、設定されたレッスン日時や持ち時間を気にすることなく練習できます。
まわりに人がいると緊張したり、ペースを乱されてうまく弾けないという人にも自宅レッスンは向いています。
普段から弾きなれているピアノでレッスンできるのも大きなメリットです。
ピアノ教室のピアノは大勢の人数で使ったり、なじみのないものであることも多いので、慣れるまでに時間がかかったり、思うような音がだせないこともあります。その点、自分の家にあるピアノなら安心です。
講師がレッスン環境を把握できるのも自宅レッスンならでは。普段どんな環境でピアノを弾いているのか、椅子の高さや音の反響、調律具合などを知ることで、より具体的なアドバイスが可能です。
調律のズレがあれば的確に指摘してもらえるので、いつでも正しい音をキープできます。
通学する必要がないので、その分の時間を練習やそのほかの用事に有効活用できるのも自宅レッスンの魅力です。
自宅でピアノレッスンするデメリット
料金が高い
講師を招くとなると、まず気になるのが料金です。個人レッスンなのでどうしてもピアノ教室のレッスン料より割高になってしまいます。
最近はリーズナブルな出張レッスンも増えていますが、それでも負担は大きくなります。
ピアノのメンテナンスがかなり大変
使用するピアノが問題となることもあります。ピアノはとても繊細な楽器です。こまめな調律や整調、整音が必要となってきます。
自分で行うには相当なテクニックがいりますし、定期的なメンテナンス料金もけっして安くはありません。個人の家で完璧な音に仕上げることは難しいものです。
たいていの場合、自宅にあるピアノはアップライトでしょう。初級から中級程度までのレッスンならそれでも十分ですが、上級以上のテクニックを身につけようとなるとやはりグランドピアノで本物の音をつかみたいところです。
自宅にグランドピアノがあれば問題はありませんが、音響設備などの住居環境からアップライトをもっていることのほうが多いでしょう。
ピアノ教室や講師の自宅でのレッスンならグランドピアノが用意されているので、いつでも調律された正確で明確な音をたのしむことができます。
競争相手がいないため、上達に支障が出ることも
競争相手がいないというのも、デメリットかもしれません。ほかの人を気にすることなく練習に没頭できるのはいいのですが、ほかの人が奏でる音に触れる機会がないので、自分だけの音にこもってしまいかねません。
たまには人の演奏を聴いて、自分の音を振り返ることも大切でしょう。
講師へのおもてなしを考えてしまう
それから意外に気を遣うのが、講師の方へのおもてなし。自宅にきてもらうのですから、お茶やお菓子を用意して労いたいものです。
部屋もキレイに片づけておきたいですよね。講師がトイレを借りることもあるかもしれません。プライベート空間へ人を招くのですから、レッスン以外の部分を考える必要もあります。
メリットとデメリットを踏まえた上で、自宅レッスンを失敗しないためのポイント
自分の家というリラックスできる空間で人目を気にすることなく自由にレッスンできるのは、伸び伸びとした音づくりによい効果をもたらします。
デメリットをたくさん並べてしまいましたが、それを超える快適さ・気軽さ・便利さが自宅レッスンにはあります。
自宅レッスンをする場合は、次のことに気を付けましょう。
・調律、整音など定期的なメンテナンスをきちんと行う
・積極的にほかの人の演奏を聴く機会をもつ
・講師をもてなす(精神的な)余裕も大事
この3点さえ気を付ければ自分のペースで快適にレッスンにのぞめます。自宅でリラックスしながらゆとりあるたのしいピアノ生活を過ごしてください。
自宅でできる初心者向けピアノ講座【30日でマスターするピアノ教本3弾セット】
30日でマスターするピアノ教本3弾セットは、ベテランのピアノ講師が、遠く離れた人にもピアノの指導が届けられるように、独自に開発した教材です。
「第1弾・第2弾・第3弾」の3つのプログラムがあり、初心者から音大受験生まで、幅広い生徒に対応できます。
1プログラムあたり30日間で終了するため、自分のペースで学ぶことができます。
楽譜の読み方や鍵盤でのドレミの場所など、ピアノ初心者向けの基礎から教えてくれ、内容は工夫されており、急に難しくなって挫折することもありません。
第1弾を30日間練習すれば、第2弾に進むことができます。
そして、第3弾を30日間練習すれば、全90日間で初心者ピアノをマスターすることができます。
この教材は、自分のペースで学ぶことができるため、仕事や家事の合間に練習することが可能。
また、自宅で学ぶことができるため、通学の手間や費用もかかりません。
初心者の方から上達を目指す方まで、幅広く活用できるピアノ教材と言えます。
教材の講師について
「ムジカソナーレ」という音楽教室を主宰する梅野真理先生が、DVD教材や楽譜、教本を通してピアノ指導を提供しています。
自宅で完全独学をする方法もありますが、誤った方向に進んでしまった場合に無駄が生じることもあります。
そこで、自宅でDVDピアノレッスンを受けることで、ピアノを効率よく上達させることが可能になります。
ピアノ学習で最も大切なことは「毎日のピアノ練習を続けること」です。
レッスンに通う時間や先生を探す手間を省いて、その時間を自宅でのピアノ練習に集中することができます。
梅野先生の指導方針は「楽しく、自分らしく音楽を表現すること」です。
海野先生はピアノ指導だけでなく、合唱のピアノ伴奏や他楽器とのアンサンブルで共演するなど、活発な演奏活動も続けています。
この教材は、NHK交響楽団のフルート奏者の方からも推薦されたことがある、高品質な教材です。
初心者向けピアノ講座【30日でマスターするピアノ教本3弾セット】が向いている人
この教材は、ピアノ初心者全般に向けて作られています。
楽譜の読み方やピアノ鍵盤の場所が分からない人、両手でピアノを弾いたことがない人、左手での演奏に自信が持てない人など、初めてピアノを学ぶ方に最適です。
苦手意識を持っている方でも心配は不要です。この教材であれば、誰でもスタートラインから始めることができます。
一方で、この教材はピアノの中級者や上級者には向いていません。
既に難易度の高い曲を演奏している方や、細かいリズムのある曲を弾いている方にとっては、初歩的すぎる内容となっています。
ピアノを数年以上習っている方は、中級者向けの「第4弾・第5弾・第6弾」を検討してみると、自分に適した教材が見つかるかもしれません。
口コミ
簡単にアレンジしてくれているとはいえ本当に両手で弾けるとは。一日1時間から2時間ぐらいの練習で歓びの歌は3日ほどで間違えず弾けるようになりました。ジュピターになるとぐんと難しくなりましたが二週間でかなり上手になったと思います。第二弾は楽譜を見ただけで無理かも…という気持ちになりましたが少しずつ頑張ります!
海野先生のメールでのフォローもありますので、DVDの映像と合わせて、初心者にもわかりやすい講座だと思います。猛暑の部屋に電子ピアノが置いてあり、夏の間は、お休みしています。メールも一旦、配信停止していただいております。臨機応変に対応してくださるので、焦らなくていいのも良い点だと思います。また、全部、終わって、どこまで成長したか、コメントできればと思います。ちなみに、上級講座も続編であるようですが、現講座が終わってから、続けて受講するか、検討したいと思います。
自分も中途半端にピアノを習い、娘たちもピアノを習っていました。お金がかさむことや宿題などの関係で娘たちのピアノをやめたものの、ピアノが好きな娘たち。自分たちのペースでとても学びやすい教材だと思います。
コドモの頃、習いたかったけど習わせてもらえなかったピアノ。
鍵盤をいじるのが好きで、よく片手でいろいろ弾いてはいたものの、両手は「猫ふんじゃった」止まり。
いつか両手で弾けるようになりたいと思いつつ、仕事が忙しく不規則なため、決まった曜日の決まった時間を確保することさえ困難な現状を前に、半ば諦めの境地に至っていました。
そんなある日、ネットサーフィンしていたら、この教材がふと目に留まりました。
ピアノの先生が楽譜の読み方や指使いをきちんと教えてくれること、知っている曲で練習できること、分からないところは納得するまで見直しできることに惹かれ、ほぼ勢いだけで電子ピアノと一緒に注文していました(;^_^A
ずいぶん思い切ったことをしたと思いますが、暇を見つけては鍵盤にさわるようにしていたら、ほぼ10日程で驚きの第1弾終了。楽譜にドレミと指番号が振ってあるのが役立ちました。実際に弾いてみると、さすが、先のことまでよく考えられた指使いです。ここが自己流に陥らないように工夫されている点ですね。
私の場合、もともと合唱部だったこともあり、何となく楽譜の知識があったことも期間短縮に繋がったと思いますが、ついてきた教本を見てみると、楽譜の知識がかなり分かりやすく書いてあるので、本当に初めての方でもすんなり理解できると思います。
おまけの指練習のテキストも、知っている曲だからこそ、自分でできているのかがよく分かり、ついつい次々と練習したくなる仕掛けがとてもよくできています。
2枚目のDVDと譜面の指使いが一部異なっている箇所があるので、そこのところは注意が必要です。
2週間程で、第2弾のショパンがなんとなく弾けるようになってきた今日この頃、ちょっと前までの自分との違いに吃驚しています。
やればできるって、本当に素敵なことですね。
どんな教材でも、自分でやり切る努力は必要ですが、努力さえも楽しいと思える教材はそうそうありません。今、迷っている方はぜひここで思い切ってみることを強くお薦めします。案ずるよりも産むがやすし、です。
家族にはまだ秘密ですが、姉の家のピアノを突然両手で弾いて驚かそうと画策しています☆
このまま第6弾まで楽しんでがんばろうと思います。
長文をここまで読んでくださり、本当に感謝です。
・通いやすい教室を選ぶ
・信頼できる先生か
・発表会やコンクールも確認する
・自宅での練習もサポートしてくれるか
が自分に合ったピアノ教室を探す目安になります。
大手と個人のピアノ教室の違い
ピアノ教室には大きく分けて、
・大手のピアノ教室
・個人のピアノ教室
とあります。
それぞれのメリット・デメリットを解説します。
大手のピアノ教室のメリット
・全国にあるので引っ越した場合でも同じレッスンが受けられる。
・オンラインレッスンの環境が整っている
・コース、レッスン内容、料金がわかりやすい。
・体験レッスンが申し込みやすく、また入会を断りやすい。
・先生のレベルは採用試験があるため一定水準以上。
・グループレッスンでは刺激しあえる。
・発表会、グレードテスト、コンクールがある。
大手のピアノ教室のデメリット
・コースによっては開講日が決まっているので途中入会が難しい。
・教材やカリキュラムが決まっている個性に合わせたレッスンは難しい。
・担当するコースが決まっているので先生を選べない。
・良い先生に出会ってもずっと教えていただけるかわからない。
・グループレッスンはひとりひとりのレベルに合わせた指導が受けられないので、技術力が上がりにくい。
個人のピアノ教室のメリット
・同じ先生にずっと教えていただける。
・個性に合わせたレッスンが受けられる。
・好きな時から始められ、曜日、時間の選択肢が広い。
・振替をしている教室もある。
個人のピアノ教室のデメリット
・ホームページのない教室もある。
・体験レッスンの申し込みや入会を断る心理的なハードルが高い。
・先生の音楽経歴がさまざまで、勉強する先生、そうでない先生と差がある。
おすすめ料金が安いピアノ教室
楽しく学べる料金が安いおすすめピアノ教室をご紹介します。
シアーミュージック
シアーミュージックは、現役の演奏者などによるマンツーマンのレッスンを受けることができ、気分を変えたいときはほかの楽器のレッスンを受けるなど様々なレッスンの受け方があります。
楽器を触る、姿勢や指使いの練習など基本的なことからしっかり指導してくれるため、初心者の方にもおすすめです。
また、音楽を楽しむことを重視しており、レッスン振替も無料など趣味で楽しみたい社会人が通いやすい環境が整っています。
・複数のコースを受講できる
・先生を選べる
・無料で練習室をレンタルできる
など一人一人に合わせたレッスンプランを立てることができます。
椿音楽教室
椿音楽教室は場所を選ばずレッスンを受けられるのが一番の特徴で、決まった教室でレッスンをするのではなく、毎回のレッスンでスタジオを選択できます。
学校帰りや仕事帰り、自宅の近くなど自分の都合のいい場所で受講することが可能です。
講師は担当制のため、信頼関係を築いていくことで生徒一人一人の目標や個性をしっかりと見極め、より効率よく目標に近づくためのサポートをしてくれます。
無料体験もありますのでまずはフォームから問い合わせてみてください。
EYS音楽教室
Enjoy Your Soundは、東京をはじめ関西や北海道など全国各地に多数のレッスンスタジオを持つ音楽教室です。
クラッシックからポップス、ジャズまで楽器の王道はすべて対応しています。
0歳や60歳からのコースもあり、初心者の方も安心。
先生が生徒に教え込むというよりは、それぞれの音楽観の実現を助けるというスタンスを取っています。
楽しみながら音楽を自分のものにしたいという大人には、まさにうってつけの音楽教室といえます。